活動報告

2015年3月度例会 鳴滝文雄氏講演レポート

3月度例会

「戦略と感性」

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平均リピート率が業界の3倍以上の90%を誇る美容室シオン!
10年間でたった2名しか辞めていないという驚異的な離職率の低さ、
徹底的に社員さんを大事にする美容室シオン!
みなさん、楽しみに聞いて頂きました。
会場は開始前からほぼ満員で、熱気に包まれていました。
ありがとうございます。

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●経営ビジョン

1997年に初めて日創研のSA研修と出会い、その時にビジョンを構築したそうです。
「2002年の12月までに、徳島No.1美容院をつくる!」

美容業といえば、離職率が高い、社会保険も入ってない、
学校の先生が「美容業はやめておけ」というような業界だったそうです。

鳴滝さんは「こんな業界はおかしい」と感じていたようです。
「もっと人が入ってくれる会社にしたい。それにはシンボル店がいる!」というビジョンを持ちました。

実際に、ビジョン通り、2002年にシオン城東店を立ち上げ、
徳島の美容業界ではトップになっています。

鳴滝さんは語ります。
「ビジョンのある会社はエネルギーが生まれる。大きなビジョンをぶち上げて欲しい!思ってたらできるんです。」

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●現在のビジョン

「シオンブランドを確立する。
(徳島の)美容業界のリーディングカンパニーになり、美容師の社会的地位を更に向上させる。」

鳴滝さんは「美容師に誇りを持って欲しい」と考えています。
美容業の人は、本当に勉強するのに、社会保険もなく、給料も低いというのはおかしい!

徳島の美容業界を引っ張るようなリーディングカンパニーになり、
美容師の社会的地位を向上させる会社になりたい!
羨ましがられるような会社にしたい!

先日、専門学校の就職担当の先生が鳴滝さんに言ったそうです。
「シオンさんは、就職の人気おすすめなんですよ!」
この言葉を聞いたときに
「あ!リーディングカンパニーに近づいた!」と感じたそうです。

●中小企業の最大の戦略は人材育成である。

某大手回転寿司チェーンは大流行りです。
全飲食店の驚異となってますね。
あそこのシステムがすごい!
システムで勝とうと思ったらダメ。
絶対に勝てることは社員さんだ。

語弊があるかもしれませんが
「大企業は人材を武器にせず、システムを武器にしている。
中小企業はシステムを武器にせず、人材を武器にしないといけない」

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●朝礼の3分間スピーチ

理念、ビジョンに基づいて、社員さんが実感として感じたことをスピーチする。
発表するということは、自分のものになるということ。

学、業、伝
まず学ぶ、そして学んだことを、自分で行動(業)する。
なおかつ、人に伝えていきます。このことを通して、理念が浸透していく。

●1分間のフィードバック

他の社員さんが、3分間スピーチに対して、1分間のスピーチで答えていく。
答えるためには、相手の話を真剣に聞く必要がある。人間性を聴く訓練になる。
返す能力も身につく。
さらに理念が浸透していく。

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●男性の人格の完成は父性、女性の人格の完成は母性にある。

鳴滝さんは月一回の「俺がこいつの父親だったら・・・」
という気持ちで社員さんへの手紙を書きます。

役目で書いたらダメです。
「俺は社長や、お前は社員や、だからもっと仕事せなアカンやろう!」
責め合ったらダメです。喧嘩になる。

ところが、
「もし俺が家内の父親だったら、どう声をかけるだろう?」
「お前、山奥から出てきて、よう頑張ってるな。」という声かけになる。
無私の愛で手紙が書ける。

大家族主義であれば、私は全社員の父親。社員さんは子供。
だから父親からとしての手紙を書く。
社員さんはこの手紙を毎月、大変楽しみに待っているそうです。

●若く見える秘訣

「私(鳴滝さん)は何歳くらいに見えます?
実は69才です。見た目はもっと若いでしょう?
よく若く見えるって言われるんですよ」
「なんで若く見えるかというと、やっぱり好きな仕事をして、
そしていろいろと挑戦しているからですね。
挑戦を諦めた時に人は老けるのだと思います」

こんな言葉で締めくくられました!
かっこいい!
鳴滝さん、ご参加頂いたみなさん、ありがとうございます。

会長挨拶 小林会長、戦略委員長 北條委員長、
他運営スタッフの皆さんも、ありがとうございました。

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