四国四県の経営研究会メンバーが一堂に会し、
各社が自社の「経営計画書」と「直近3期の決算書」をもとに
真剣な経営発表を行いました。
まさに、経営者同士が本気で学び合う一日。
数字だけでは語り尽くせない想い、葛藤、
そして挑戦があふれ、どの発表も心を打つ内容でした。
改めて、経営とは人間ドラマであることを実感しました。
基調講演:眞鍋 明 氏(株式会社マルブン 取締役会長)
テーマ
「理念が導く未来、経営計画に魂をこめて ~ 現場を活かすリーダーシップ ~」
講演冒頭、眞鍋氏は次の問いを投げかけました。
「あなたは社長ですか? 経営者ですか?」

そして、こう続けます。
「社長は誰でもなれる。経営者は、経営を学ばなければなれない。」

眞鍋さんは、経営を「価値と価値の交換を最大化する営み」と定義し、
その道標が経営計画書であると強調しました。
“読まれる計画書”への改革
同社では、白黒のA4冊子だった計画書を、
女性スタッフや高校生アルバイトでも読みやすいように、
カラフルでやさしい言葉へ刷新。
「方針書を社員が“読みたい”と思える形にする」
——理念を現場で生かすための実践例として大きな示唆がありました。
経営の原点
「事業とは“人”を幸せにすること。経営とは“社員”を幸せにすること。」
売上や利益の追求に先立ち、まず人の幸せを中心に据える。そこに理念が宿り、経営が動き出す——その原点を再確認する時間となりました。



