2025年7月23日(水)
徳島経営研究会では「阿波製紙 徳島工場」へ
ベンチマークツアーを実施しました。
100年以上の歴史を持ち、
「道徳経済合一」を社是に掲げる阿波製紙さん。
その現場からは、単なる理念ではなく、
価値観が日々のマネジメントや
人事施策にまで深く浸透している
「強い組織文化」がひしひしと伝わってきました。
印象的だったのは、三木社長の姿勢。
なんと、ベンチマークスタートの30分前まで
「どうすればもっと伝わるか?」
とスライドを修正されていたそうです。
「仕事に完成はない」
「常にギリギリまで、よりよいものを創る」
という姿勢に、
経営者としての真摯さと情熱を感じました。
ツアーを通じて学んだキーワードは
「可視化」と「持続的成長」。
ROモジュール、自動車部材、水処理など、
紙の枠を超えた製品群の背後には、
技術力と人的資本経営の実践がありました。
同時に、採用競争の激化や最低賃金の上昇といった、
私たちにも身近な経営課題にも直面されており、
それに対して
「魅力ある働き方の提供」や
「メリハリある評価制度」の
構築を進めている点にも、共感と気づきを得ました。
阿波製紙さんが掲げる
「紙を超え、期待を超え、感動を生み出す」
この言葉のとおり、
社会課題の解決に貢献する“ものづくりの力”を、
私たちは現場で確かに感じ取ることができました。
そして、三木社長、悠太郎副社長をはじめ、
丁寧に対応してくださった社員の皆さま、
心より感謝申し上げます。
また、今回の企画・運営を担当してくださった
前山委員長、そして共に学んだ
徳島経営研究会メンバーの皆さんにも感謝を込めて──。
「現場のリアル」から学ぶ、濃密で有意義な時間となりました。
学びを自社に持ち帰り、実践に変えてまいります!