2017年6月15日(水)
徳島経営研究会のリーダーシップ委員会が開催されました!
講師は西村自動車の西村博さん!
「誰にでもできる!選ばれる信頼関係づくり」
西村さんはプライベートでも7人の子供を持つ父親です。
講演冒頭に、とっても仲がいい家族の風景を見せてくれました。
今ではとってもいいお父さんなんですが、過去は違っていたそうです。
昔は怒ってばかり、叱ってばかりだったんですって。
子育てって一人でも大変なのに、7人も団体行動させようと思ったら、、、
怒ったり、叱ったりもわかる気もします。
でも、その結果、子供たちが
感受性の低下し、萎縮し、指示待ちになっちゃったそうです。
だって、自分の言いたいことも言ったら怒られる。
だから、感情を伏せるようになるんですね。
悲しいのか、怒っているのか、それさえ言わない状態です。
その姿勢は会社でも同様で、社員を叱って、萎縮させてばかり。
結果、過去には全社員さんから退社届が届いたこともあったそうです。
「これではいけない」
そう思って、西村さんは心理学を勉強し始めたんだとか。
そして語ります。
心理学を学んだ成果は営業だけではなく
売上アップ、人材育成、親子関係、夫婦関係、恋愛関係、婚活などでも偉大な力を発揮すると。
日常生活の中で
「異性を口説く」
「ビジネスで協力を取り付けたい」
「交渉を成立させたい」
などのさまざまなシーンがあります。
当然、より良い結果を生み出したいわけですが、
その前に、相手にあなたの話を聞いてもらわないといけません。
「相手にあなたの話を聞いてもらう」ためには条件が2つあります。
1 あなたを信頼しているか
2 あなたの話や提案に十分興味を持っているか
この2つの内、どちらかが必要なんです。
「信頼さているか」「興味を持ってもらうか」
ここが重要!
しかし、最も重要にも関わらずあんまりそのことを考えずに話している人が多いんですね・
言葉やメッセージを届ける前の大前提として「信頼関係」があるかどうかですね。
そして、その信頼関係を築くために「3つのテクニック」があります。
1 ミラーリグ
2 ページング
3 バックトラッキング
1 ミラーリング
相手と同じ姿勢や身振りを真似ていく。
相手が手を組んだら、こちらも手を組むなど。
※あまりにロコツに真似をすると相手は違和感を感じるので要注意
2 ページング
世の中には、早口な人、ゆっくりな人、中間の人がいます
相手の話すスピードに合わせた話し方をする。
慣れてきたら、
声の大きさ、声の調子、呼吸、感情なども合わせると、信頼関係の構築がスピードアップする
3 バックトラッキング
相手のいった内容を繰り返しフィードバックする。
「ようやく俺も課長になったよ」
「へー、すごいね」
と返すのではなく、
「へぇー 課長になったんだー すごいねー」と、相手のいった内容を繰り返すと、より響く。
さらにバックトラッキングの3つのポイント
相手の話した「事実」を繰り返す
相手の話した「感情」を繰り返す
ときおり、話の内容を「要約」して返す
実際にこのワークをしながらの体験だったのですが、
うーん、確かにロコツなミラーリングは腹が立つ(笑)
ペーシングして話さないと、相手が理解できなかったり、苛立ったり。
バックトラッキングは話が弾みますねー。
西村さんの講義は本当に「愛」が溢れてます。
家族にも、会社にも、この愛を振りまいているんですねー。
これでより良い信頼関係を築いていきます!
西村さん、ありがとうございました。