2017年4月24日(月)
日創研徳島経営研究会 4月例会
「心の通い合う人間関係」
~人に喜んでもらえるような仕事が出来る能力と人間性をつくる~
講師は感性論哲学の創始者・芳村思風先生です!
会場は阿波観光ホテル!
徳島に久しぶりに芳村思風先生が来るということ。
さらに担当の幸崎弘翁(ひろひと)委員長の熱意もあり
200名を超える異常な盛り上がり!
この会場の雰囲気に乗ってか、芳村思風先生は冒頭から深い話!
「問題は人間を成長させるためにでてくる
問題が出てくることを恐れてはならない
問題もない、悩みもない人生は、成長もない、気づきもない」
世間一般では「問題はなくなすためにある」と解釈してますが、
感性論哲学では「問題はなくてはならない」と解釈します。
会場がざわめきます。
そして更にびっくりするような話も!
「短所はなくしてはならない」
人間は誰でも長所半分、短所半分の存在である。
短所が無くなってしまったら、それは人間じゃない。
完璧な存在「神様」です。
短所をなくなす努力はしてはならない。
「あなたの短所はこれよ、それを無くしなさい」
短所をなくす努力は、人を責めることになっちゃう。
短所はなければならない。
人間の本質は「謙虚な心」です。
その謙虚さを作ってくれるのは短所です。
「私にはこのような短所があるんです」と。
短所がないと、謙虚になる根拠がなくなっちゃいます。
人間らしい温かい心を作ろうと思ったら、短所が必要です。
短所の自覚がなかったら、謙虚になれない
短所をなくすとしたら、傲慢にしかならない、これは最も醜いことである。
傲慢さが人間から人間性を奪う。
短所は半分も必要なんだ。長所と短所は半々だ。
そのことを忘れてはならない。
このように考えると「短所」が必要だとわかります。
なるほど。
さらに「短所を人間味に変える」お話もしてくれました。
長所も半分あるんだから、何か一つでいいから、他人から一目を置かれるようになる努力。
すると、短所は人間味という人間の「味」に変わる。
長所を伸ばさなければ、短所は短所のままです。
長所を伸ばすと「短所」は「魅力」に変わる、「人間味」に変わるのです。
最後に「価値観の相違」についてもお話くださいました。
普通、人は「相手が自分と同じように考えて欲しい」と望みます。
でも、そんな人は一人もいない。
「自分と同じ」を突き詰めると「自分しか愛せない」ということになりますよね。
それは偽物です。
男が女を愛する。
種族の愛情は「違うものを求める」ものです。
価値観が違っても一緒に仕事ができる、夫婦関係を長年続けられる。
短所が見えてもまるごと愛する。
そんな「矛盾を生きる力」をどうつけるかが大切です。
価値観が違うのは
解釈、意見、経験、知識、出会いなどが、全然違うからです。
自分が成長しようと思ったら、自分と違う人に学ぶ。
対立する人に「あいつは俺との違いはなんだろう?それを学びたい」
「考え方は違うけど、助け合いたい」と考えることです。
本当にとても書ききれないくらいの学び深い内容でした。
芳村思風先生、ありがとうございます。
<運営スタッフ>
開会挨拶 宮城信孝副会長
会長挨拶 青木一夫会長
実行委員長 幸崎弘翁委員長
マイクランナー 西村博さん
6月例会案内・司会 松浦陽司副会長
7月例会案内 廣永工委員長
日創研イベント案内 末崎幸子さん
謝辞 小林真作監事
閉会挨拶 金村盟副会長
その他、目に見えないところで活躍してくれた運営スタッフのみなさん、ありがとうございました。