2024年3月26日(火)
徳島経営研究会
戦略委員会 開催
小林ゴールドエッグ
小林真作社長と
セイコーハウジング
元木康浩社長による
「経営方針書作成」について
お話をいただきました。
前半は小林さん。
「市場分析」の重要性を
熱く語ってくださいます。
適当に書くのではなく
数字に基づいて書くようにと。
例えば
「ハンバーガー市場は
なんとなく伸びてる気がする」
ではダメで
「ハンバーガー市場は
昨年対比で2.8%伸びている」
という感じで
数字を入れて書く。
そして、市場分析の後は
・攻める
・守る
・育てる
・捨てる
の領域に分ける
「クロッシング」を行うと。
そこで、事例として伝えてくれたのが
バーガーキングです!
バーガーキングは
ここ4年で店舗数2.7倍!
絶好調で推移されております。
じゃあ、バーガーキングは
どうしたのか?
マクドナルドには
仕組みでは敵わない。
モスバーガーには
健康訴求では敵わない。
バーガーキングは
このようにクロッシングされました。
・攻める→「肉」
もう、それは
マクドナルドやモスバーガーには
内容な肉肉しいバーガー!
肉好きなら
ぜったいにバーガーキングというような
メニューを用意します。
・守る→「セット」
マクドナルドやモスバーガーでは
セット注文が当たり前ですが
バーガーキングでは
「まあ、セットもありますけど」
程度の品ぞろえです。
・育てる→「熱烈なファン」
面白いのが
「バーガーキングを増やそう」
キャンペーン
※現在は終了。
熱烈なファンに
「ここにバーガーキングを建ててくれ」
と物件を提案してもらう!
実際にバーガーキングができると
10万円分の食事券。
これによって
「この地区には、これだけ
バーガーキングファンがいる」
とわかるのです。
・捨てる→「広告」
テレビCMとか一切してない。
SNSでファンとつながります。
こんな風に
クロッシングを考え
異なる戦略を立てると
どんなにすごい厳しい市場でも
勝ち抜いていけますね!
もし、あなたが
今から新しい
ハンバーガーチェーンを
立ち上げるとすると、何をしますか?
そして、自社は
どんな戦略を立てますか?
めっちゃ面白いですね。
そして、後半。
元木康浩さんのお話。
自社の事業の
「強み、弱み」について
しっかりと分析することが大切と語ってくれます。
実際に、セイコーハウジングでは
強み、弱みを考えるにあたって
について
社員さんと一緒に
ポストイットんい記入してから
弱みと強みに振り分けていきます。
すると、中には
「みんなだいたい同じ意見」があったり
「そうじゃない意見」も出たりします。
中には
「お前、こんなこと思ってんのか?」
という意見が出てきて
特に経営者がカッとくることもあるそうですが
それは、しっかりと経営者が受け止めて
なんでもいいあえる社風を創っていっているそうです。
その「カッと来る」意見は
実は当たっていることが多い。
元木さんは
「会社のことは、社員さんの方がよく分かってる」
と言います。
いや、まさにその通りです。
実際に現場に立っているのは
社員さんですからね。
社員さんからこうやって
情報を吸い上げる努力が必要なのです。
そして、続けて
こんなことも言ってくださいました。
「お客さんの方が、会社のことをよく分かってる。」
そりゃ、そうですよね。
実際に、商品を使ったり
サービスを受けたりしているわけですから。
でも、ここで問題なのは
社員さんから、情報を吸い上げるのはできる。
でも、お客さんからは
どうやって、情報を吸い上げるのか?
それについて、元木さんの
実践を教えてくださいました。
まずは、顧客アンケート。
物件の引き渡しの時には
Googleフォームでアンケートを取ります。
そして、アフターで
3ヵ月後、
6ヵ月後に
社長訪問をされて
実際にヒアリングされるそうです。
このヒアリング!
基本的には対面で行っているということで
本当に丁寧に行われています。
元木さん、小林さん。
ご参加くださったみなさん。
本当にありがとうございました。